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体験談 2015.04.29

設立のきっかけ 〜妊活をどう終えるのか? “妊卒”を迎えて〜

女子カラダ元気塾は、自らの経験をもとに、医療の隙間に落ちている課題を痛感したアラフォー女子が集まり、その課題を解決するべく設立されました。

その課題とは、主に次の2つです。

「妊活の入口・出口の意思決定を相談できる場がない」

「病児を看護する母親を支援する環境が不十分」

 

ここでは、「妊活の入口・出口の意思決定を相談できる場がないと悩む女性を支援したい」と思うに至った経緯をご紹介します。少し長い文章ですが、最後までお付き合いください。

30代後半での妊活スタート

数年の交際を経て、38歳で結婚。

会社の女性上司に結婚の報告をすると…「何歳になったの?子どもはどうするの?欲しいなら、すぐ病院に行った方がいいよ。これはおせっかいかも知れないけど、本当に欲しいなら、一度行ってみて」。

44歳で第一子を出産した先輩の言葉でした。

年齢的にちょっと遅いかも知れないけれど、まだギリギリ間に合うと思っていた妊娠と出産。

夫との間に生まれる子どもを夢見て、新しい生活を出発した私にとって、想像もしていなかった言葉。今思えば、とてもありがたみのある、重みのあるメッセージなのですが、当時はそれほど深刻にも受け止めずに、興味本位と軽い気持ちで病院の予約をしました。

このあと続く長い妊活という道に、自分が一歩踏み出したという実感がないまま…。

仕事をしながらの妊活は、その当時は自覚していませんでしたが、精神的につらい部分も多かったのではないかと、今になって思うことが多々あります。また、私は、夫とその先輩以外に、妊活していることを話しませんでした。話せなかったという表現の方が正しいのかも知れません。

 

初めて自分のカラダのことを知る

これまで風邪も殆どひいたことがないくらい健康で、不規則でハードな仕事を長年続けていても、月経周期が一度も乱れたことがなかったので、自分のカラダには自信を持っていました。

しかし、病院に通うようになってすぐ、その自信は一気に崩れました。女性としてのカラダの衰えと自分の妊娠に対する無知さを思い知らされることになったのです。

不妊検査の結果、卵子の在庫の目安であるAMH(抗ミュラー管ホルモン)の値が年齢相当の低さだったり、月経や妊娠に影響を与えるといわれているプロラクチンの値が高かったり…自身の年齢を実感しました。

さらに卵管閉塞や子宮筋腫も見つかり、「妊娠するのは、そんなに簡単な道のりではないのかも知れない」と、少しずつ感じ初めてきたのでした。また、妊娠と年齢の関係が示されたグラフを見て、30代後半から40歳、さらに40歳を過ぎるとさらに急激に下降していく曲線は、女性の年齢と妊娠が密接に関係あることを、私にはっきりと教えてくれたのでした。

あまりにも妊娠に関する知識がなかった自分。「不妊治療」とは、「自分のカラダを知ること」が最初のステップだとわかりました。

 

焦りと恐怖心、そして…

不妊治療を始め、すぐに人工授精を数回試みましたが、うまくいかず…「年齢的にもあまり時間がない」と言われ、次のステップ(体外受精)へ進みました。自分の強い意志というより、先に進まないといけないという流れの中で、何となく進んでいったような感じでした。

「40歳までには子どもが欲しい」

そう思ってはいたものの、「私は不妊症なのだろうか?」「自然に妊娠できるかも知れないのに、こんなに時間とお金をかけなくてもよいのでは?」と、病院に通うことへの抵抗感もどこかに感じていました。しかし、後戻りできない自分がいました。もう時間がないと焦っていたのかも知れません。

 

ところが、排卵誘発のための自己注射を家に持ち帰ったとき、急に恐怖心と不安感があふれてきました。

「ここまでやる必要があるのだろうか?」

体外受精となると、これまで以上に病院に行かなければならず、仕事をしながら、果たして通院することができるのだろうか? 注射代だけで数万円もかかったのに、この先、いくら必要になるのだろうか?

そして…注射を1回も打つことなく、病院に行くことを止めてしまいました−−−。

 

孤独感と妊活の終焉を意識して…

「やっぱり、子どもが欲しい」

1年近くの中断を経て、再び病院に向かいました。40歳の誕生日は過ぎていました。今、振り返ると、本当に貴重な月日を失っていたのですが、仕事もこれまでより自由がきくポジションになり、「これがラストチャンス」と決心し、本格的な体外受精を開始しました。

病院に行くために、会社の人にはわからないように仕事を調整しました。これまで仕事一筋の生活をしてきた私。スケジュール帳は仕事の予定よりも、妊活のメモでいっぱいになりました。

仕事中にトイレでこっそり自己注射をしたり、ホルモン補充療法で使用していたテープ剤のかゆみがひどかったり、何だかいつも眠かったり、やる気がおきなくなっていたり…。そしてよい結果が出ず、1人涙することも…。精神的にも、少し追い込まれていたのかも知れません。

体外受精の過程の中では、採卵・受精・培養・胚移植・着床などさまざまなハードルがあります。このうちのどこかの過程でつまずくとゲームの振り出しに戻るといった感じで、また次の月経から準備のスタートです。月に1回の採卵のチャンスをいかに有効にしていくか−−。時間の大切さが身にしみます。

最初の頃、先生に「あまり時間がない」と言われた意味が、ようやくこの時にはっきりとわかりました。

 

私は受精卵が胚盤胞(着床前の状態にまで分割した受精卵のこと)に成長するまでは、年齢の割には順調に進んだのですが、その後がなかなかうまくいきませんでした。

着床しやすい子宮内膜の厚さは、8ミリから10ミリ以上といわれる中、胚移植予定の日に、測定したら7ミリ以下になっていて、移植できないときがありました。やっとゴールが見えそうになっていたのに、雪崩が起きて、山の下まで落ちていくようなつらい気分になりました。それ以来、病院に行くと必ず測定する子宮内膜の厚さの値を聞くのが、ドキドキでした。

「どうしたら子宮内膜が厚くなるのだろう?」。その方法を必死に調べました。「今日、子宮内膜は何ミリになっただろうか?」と毎日気にしていました。

 

そしてその後、最大の壁が待ち受けていました。胚盤胞移植をしても着床しなかったのです。採卵して育った胚盤胞を使い切り、再び採卵へ。この治療過程を数回繰り返しました。

「どうしたら、着床するのだろうか?」「何をしたら良いのだろうか?」

すでに年齢は42歳を超え、自分の中でこの妊活の幕引きを意識し始めてきていました。そして悔いのないように、やれることは全てやろうと決め、色々なことをやってみようと思いました。

 

着床を妨げる原因を探る為に、免疫異常の有無や子宮筋腫の影響など詳しく検査も行いました。唯一除外しきれなかった子宮筋腫に対し、凍結胚を使い切る前の43歳時に子宮筋腫摘出も行いました。

これ以上は、科学の力ではどうにも出来ないものもあるのです。先生も移植のあと、「神のみぞ知る。うまくいくようにお祈りしましょう」と一緒に手を合わせてくれました。

 

でも、この間、相談できる人は、誰もいなかったのです。夫、親、会社の仲間、友達…。これまでやってきた妊活のことを話す余裕と気力と勇気がなかったのです。話すことで、これまで崩れずにいた自分が壊れてしまうのではないかという恐怖心がありました。

孤独感を感じながら、常に自分自身が安心できる情報がないかとネットで探しまくっていました。…が、自分が落ち着ける確かな情報は得られませんでした。情報化社会の今、満足できる情報が見つけられないなんて…。

 

女子カラダ元気塾設立へ

私はまもなく45歳を迎えます。胚盤胞があと2つ残っています。しかし、妊活の終焉を迎える日は、もう目の前に来ています。どのような気持ちで、その最後を迎えるのか――。

もう年齢的にも経済的にも、この2つの胚盤胞をもって、妊活とはお別れをしようと思っています。

そして、私が経験したことを話すことで、誰かの助けに少しでもなれるのであれば、伝えていきたいと思うようになりました。

結婚当時に先輩から伝えられた言葉は、私にとって本当に大切なものだったと、今、すごく感じています。

不妊治療の医学的な情報はあふれています。しかし、それに取り組む女性たちの心の不安や精神状態、それを癒すものはどこにあるのだろうか? 話したいと思っても、話せる相手がいない。聞きたいと思っても、聞ける人がいない。

 

今、妊活中の方。これから子どもが欲しいと思っている方。そして、妊活を終えようとしている方に、私の体験してきたことを伝えることで、少しでも力になることができれば、嬉しく思います。

私と同じような体験をされた方、妊活をどのように始め、どのように終えたのか−−。ぜひお話を聞かせてください。女子カラダ元気塾では、このサイトに妊活の体験談(匿名)を随時掲載し、妊活中の方やこれから妊活を始める方の参考にしてもらいたいと考えています。

また、ゆくゆくは小さな集まりを開き、誰にも話せなかった治療以外の悩みを打ち明け、妊活体験者同士が支え合える場づくりにも取り組んでいきたいと思っています。

 

以下にアンケートページを作りました。私たちの活動に賛同してくださる体験者の方、特に妊活を終えた方の体験をお寄せいただけると有難いです(いただいた内容は許可なく公開いたしませんので、ご安心ください)。

さらに、これから始めるさまざまな活動に協力していただける方は、連絡先もご入力頂けますと大変嬉しく存じます。(連絡先は厳重に管理させていただきます)。

 

◆不妊治療を卒業した方

◆不妊治療中の方

多くのみなさまからのご連絡をお待ちしております。

また、こんな情報が欲しい、などのご要望もぜひ上記入り口からお書きください。

 

 

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